6月30日(木) 目をさましていなさい
そして彼らに言われた。
「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。
ここを離れないで、目をさましていなさい。」
マルコの福音書14章34節
イエスは、弟子たちの中から、
ペテロ、ヤコブ、ヨハネをいっしょに連れて行かれました。
そしてイエスは深く恐れもだえ始められたのです。
イエスは彼らに言われます。
「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。
ここを離れないで、目をさましていなさい。」
十字架を前に、
神であられた方なのに
人となってくださったイエスが、
今度は、私たちの罪の身代わりとなり、
神であり、神の子である方が、
父なる神に捨てられようとしていました。
私たち人間には
想像できない恐るべき裁きを
イエスは引き受けようとされて、
祈り戦っておられたのです。
でも、弟子たちは、
すぐそばにいたのに、眠ってしまったのです。
目をさましていなさい。
と言われたにもかかわらず、眠ってしまったのです。
どうしてでしょう。
それは、弟子たちにとって
まだ十字架は、この時自分の問題でもなく、
イエス様が恐れ悶え悲しんでおらることは分かっても、
それが自分の問題にはなっていなかったのです。
人は自分の問題にならないと
目をさましていることが出来ません。
眠ってしまうのです。
だから主は
私たちに問題や困難を許され
自分の問題の中で
真剣に目をさまして
祈るようにと導いてくださるのです。
イエス・キリストは、あなたを愛しておられます。