2016年8月17日水曜日

8月17日(水)不妊の胎が開かれて⑤






すると、彼は書き板を持って来させて、

「彼の名はヨハネ」と書いたので、

人々はみな驚いた。

すると、たちどころに彼の口が開け、舌は解け、

ものが言えるようになって神をほめたえた。

    ルカの福音書1章63・64節


この子の名はヨハネ


エリサベツのお腹は

日が増し、月が増すごとに大きくなっていきました。

そのお腹を見るたびに、ザカリヤは思いました。

主はなんと真実ですばらしい方なのだろうと。

本当に神に不可能はない、と心から実感するのでした。



そして妻のおなかを触りながら、

子どもに何かを話しかけようとすると、

彼は自分がおしであることに気づくのです。

そして思いました。

なんておれは不信仰だったんだろうか。

もう二度と神さまの言葉を疑ったりはしない。

もう不信仰はこりごりだと。



ザカリヤは、妻のエリサベツに、

主の神殿であったことを、

何度も何度も筆談で話したことでしょう。

手振りや身振りを交えながら、話したことでしょう。

そしてザカリヤの妻エリサベツは、

主が言われたとおりの男の子を産みました。



近所の人々や親族はみな集まって、

エリサベツになしてくださった

主の大きな憐れみと愛に感謝し、

彼女とともに心から喜びました。



イスラエルでは、

8日目に幼子に割礼を施し、名前をつけます。

普通は父の名にちなんだ名をつけます。

それでみんなは言いました。

ザカリヤとつけようと。



しかし母エリサベツは言いました。



「いいえ、そうではありません。

 ヨハネとつけます。

 それでなければならないのです」



みんなは反対しました。

そんな名前は、

あなたの親族の中にひとりもいないじゃないかと。

そして父親に手振りで合図して聞きました。

この子に何という名前をつけるつもりなのかと。



するとザカリヤは書き板を持って来させて、

こう書いたのです。



「この子の名はヨハネ」



そう書くや否や、

なんと、ザカリヤの口が開かれ、舌は解け、

ものが言えるようになったのです。

彼は神をほめたたえました。



かつて御使いに不信仰な告白をしたこの口が、

いま神を賛美するくちびるへと変えられていたのです。

10か月ぶりに開いた彼の口は、もう不信仰ではなく、

神の真実と憐れみに満ちた愛を賛美するくちびるへと

変えられていたのです。

10か月にわたる「おし」という懲らしめを通して、

ザカリヤも妻のエリサベツも、

主を信頼し、神のことばに従う者へと変えられていたのです。



続く


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