26人の中で一番最後に処刑されたのは、
リーダーでもあったペテロ・バプチスタ神父でした。
役人たちは、彼の仲間が次々に殺されるのを見たら、
きっと途中で止めてくれと言って転ぶに違いないと思い、
彼を最後にしたのです。
しかし実はペテロ・ バプチスタ神父は祈っていることがありました。
それは、
最後まで、
誰一人信仰を捨てることなく、
全員が主イエスを愛して、信仰を全うして殉教し、
天国で再会したいと祈っていました。
役人たちは神父の祈りを知りませんでした。
しかし神さまはバプチスタ神父の祈りを聞き、
彼の願いに応えて、
全員がイエスさまを愛し、信仰を全うするのを、 神父が見届けてから、
バプチスタ神父を、ご自分の元に呼ばれたのです。
バプチスタ神父は全員が喜んで殉教する姿を見届けると、
天を見上げて、祈りました。
キリストと同じように最後の祈りを捧げました。
「我が霊を御手に委ねます。」と。
その時、25人の鮮血で染まったやりが、
ペテロ・バプチスタ神父を突き刺しました。
25人の殉教者たちとともに、彼も喜んで天に帰って行きました。
この後に続く激しい迫害と殉教者たちの先駆けとして・・・
そして今も西坂には、 殉教者たちが残していった天の喜びが注がれています。
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