2016年11月22日火曜日

11月22日(火) ピラトとイエス③




だが、ピラトは彼らに、

「あの人がどんな悪いことをしたというのか」と言った。しかし、彼らはますます激しく

「十字架につけろ」と叫んだ。

それで、ピラトは群衆のきげんをとろうと思い、

バラバを釈放した。

そして、イエスをむち打って後、

十字架につけるようにと引き渡した。




マルコの福音書15章14・15節



キリストではなくバラバ



夜が明けるとすぐに、

祭司長をはじめ、長老、律法学者たちは全議会と、

イエスを死刑にするために協議をこらしました。

それから、イエスを縛って連れ出し、総督ピラトに引き渡したのです。



イエスがピラトの前に立たれると



「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」と尋ねられました。



イエスは「そのとおりです。」と言われました。



しかし、祭司長や長老たちから厳しい訴えがなされたときには、

何もお答えにならなかったのです。

ピラトが思わずも



「あんなにいろいろとあなたに不利な証言をしているのに、  

聞こえないのですか。」と言っても、



イエスは、どんな訴えに対しても一言もお答えになりませんでした。

それには総督ピラトも非常に驚きました。



ピラトはイエスが、

祭司長や長老たちの妬みから引き渡されたことに気づいていました。

また、イエスが死刑に当たるようなことは

何もしていないことがわかっていました。

それで何とかして、彼はイエスを助けようとしたのです。



ピラトは、この過ぎ越しの祭りのときに、

人々の願う囚人を、ひとりだけ赦免にしてやるのが例となっていました。

それで人々が集まったときに、



「あなたがたは、だれを釈放してほしいのか。  

バラバか。それともキリストと呼ばれているイエスか」と聞きました。



このバラバは、

暴動のとき人殺しをした暴徒たちといっしょに

牢に入っていました。



祭司長や長老たちは、

バラバの方の釈放を願うよう群衆を説きつけたのです。

そして、イエスを死刑にするようにも群衆を説きつけました。



総督ピラトが



「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」と聞いたとき、



彼らは「バラバだ。」と答えたのです。



ピラトは続けて聞きました。



「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。



「十字架につけろ。十字架につけろ。」と



彼らはいっせいに言いました。

ピラトはキリストが無実であることがわかっていたので、

「あの人がどんな悪いことをしたというのか。」と言いましたが、



彼らは、ますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けたのです。



ピラトは、もう自分では手の下しようがないのを見て、

群衆の目の前で水を取り寄せ、手を洗ってこう言いました。



「この人の血について、私には責任がない。自分たちで始末するのがよい。」



すると群衆は答えて言いました。



「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」



その言葉を聞いてから、

ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、

イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡したのです。

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