2016年10月28日金曜日

10月28日(金) ナルドの香油③







すると、何人かの者が憤慨して互いに言った。

「何のために、香油をこんなにむだにしたのか。  

この香油なら、三百デナリ以上に売れて、  貧しい人たちに施しができたのに。」

そうして、この女をきびしく責めた。




マルコの福音書14章4・5節



愛は計算や効率を越える



ところが、弟子たちの何人かは、これを見て憤慨して言いました。



「何のために、香油をこんなにむだにしたのか。  

この香油なら、300デナリ以上に売れて、貧乏な人たちに施しができたのに。」



そう言って、この女の人をきびしく責めたのです。

確かに弟子たちの言うことは妥当なことに思えます。

と言うのも貧しい人に施しをすることは、 ユダヤ人にとっては重要な奉仕であったからです。



この女の人のつぼの中には、 300デナリ以上に売れるだけの香油が入っていました。

当時、普通の労働者の1日の賃金は、1デナリでした。

ですから、300デナリというのは、 普通の労働者の300日分の給料に匹敵します。

たったひとりの人に、一瞬に香油を注いでしまうより、

この香油を売って、多くの貧しい人を助けるほうが、

はるかに効率が良いではないか。

弟子たちは、そう思ったのでしょう。



なるほど、普通に考えれば弟子たちの言うことは妥当に思えます。

しかし、弟子たちは一番大切なものを見落としていました。



それは、イエス・キリストへの、この女の人への愛でした。



愛は効率や計算では動かないのです。

そして愛は、人の計算や効率を超えて、はるかに大きなことを成すのです。



この女の人にとっては、

イエス・キリストに、

今までの人生を注ぎ出すことも、

300デナリになる香油を一瞬にして失うことも、

全く惜しくなかったのです。



この女は計算や打算で動いたのではありませんでした。

イエス・キリストへの愛が、この女を動かしたのです。

本当の愛は計算しないのです。


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