2016年9月5日月曜日

9月5日(月)王室の役人の息子のいやし①






イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。

そこは、かつて水をぶどう酒にされた所である。

さて、カペナウムに病気の息子がいる王室の役人がいた。


     ヨハネの福音書4章1節


王室の役人


イエス・キリストは、エルサレムからサマリヤを通り、ガリラヤのカナに来られました。

このカナは、かつてイエス・キリストと弟子たちが婚礼に招かれた時に、

祝宴が1週間も続くので、終わり頃には、ぶどう酒がなくなってしまい困っていたときに、

イエス・キリストが、水をぶどう酒にされた所でした。



イエス・キリストが、カナに来られているということは、

すぐに、ガリラヤの地方に広まりました。

そして、その話を聞いて、多くの人々がイエス・キリストのところにやってきました。



その中にカペナウムという町に住んでいた王室の役人がいました。

カペナウムは「慰めの村」という意味で、

イエス・キリストが宣教の拠点にしているところでした。

カペナウムからカナまでは、10里、約40キロ近くもあり、

車のなかった当時は、1日近くかかる距離でした。

それでも、この王室の役人は、1日近くかけてイエス・キリストのところに来たのです。



それは、この王室の役人の息子が病気にかかっていたからです。

しかも死にかけていたのです。

この王室の役人は立場もあり、おそらくお金もあり経済力もあったでしょう。

父である彼は、あらゆる人脈と経済力を用いて、

名医とも呼ばれる人たちを呼び、高い薬も投薬し、

何とかしてこの子を助けようとしたに違いありません。

彼は惜しみなくお金をかけ、

彼が今まで培ってきたありとあらゆる人脈を使い、

彼の社会的立場も利用して、

何とかして、この愛する息子を助けようとしたことでしょう。

しかし直りませんでした。

どんなにしても、だめだったのです。

どんなに手を尽くしても無駄だったのです。

息子は直るどころか、ますます悪くなる一方で、

もう死を待つかもしれないというところまで追い込まれていました。



そのとき、イエス・キリストが、ガリラヤのカナに来ておられるという話を聞いたのです。

このイエス・キリストという方は、

かつて、このカナで水をぶどう酒に変えられ、

いろんなところで、あらゆる病気をいやし、らい病人を清め、

しるしと不思議の業を行いながら、

人々を助けて救っておられるということを耳にしたのです。



王室の役人は、そのことを聞いたとき、

すぐに、このイエス・キリストという方のところに行こうと決心したのです。

そうすれば、きっと助けてくださる。

きっと息子を直してくださる。

私の愛する息子をいやし、命を救いに、

きっと、ここまで来てくださると信じたからです。

そして、そう思ったときには、

もう彼は、しもべたちにカナまでの旅支度を命じていました。

気づいたときには、彼はもうカナに向かっていました。



彼は愛する息子のために、

イエス・キリストのところに、期待と信仰を持って出かけて行ったのです。



私たちの人生にも、

自分の持っているものを、どんなに使っても、

全く役に立たないで、もうどうにもならない問題が許されることがあります。

どんなにお金があっても、社会的立場や権力があっても、知恵や才能や能力があっても、

それで、どうすることもできないことがあります。

そんなとき、私たちは、もうおしまいだと思い、悲観し絶望してしまうのです。



特に自分の愛する者が苦しんでいるときに、

どんなに愛していても、自分が何もしてあげることが出来ないとわかったときに、

私たちは、言葉にならないやるせなさを覚えるのではないでしょうか。



しかし、そんなときこそ喜びましょう。

なぜなら、その時こそ、まさに私たちが生きて働かれる主イエスにお会いし、

今も生きておられる神を体験する用意ができたときだからです。

もし私たちが主を知らず、神が、いらっしゃらないならば、もうおしまいです。

しかし、そうではありません。

私たちには助けてくださる主イエス・キリストがおられるのです。

私たちを愛し、不可能を可能にしてくださる神がおられるのです。

確かにイエス・キリストは、今も生きて働いて、私たちを助け救い出してくださるのです。

ですから、私たちは失望することはありません。



もし、あなたが今、自分でどうすることもできず、

愛する者のために、心を引き裂かれるような思いの中に痛んでいるなら、

この王室の役人のように、

今すぐ主イエス・キリストのもとに来てください。

この方は、あなたの手の届かないところに愛と奇跡の手を伸ばし、

救い助けだしてくださるのです。



あなたの祈りと願いを聞いて、必ず答えてくださるのです。

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